税理士法人ウィズ NEWS 2024年10月号 VOL.177
人生は予想外のことばかり。思わぬところに落とし穴があれば、同時にお宝も眠っています。
例えばポテトチップスは料理の失敗から、ペニシリンは実験室の事故から生まれました。どこにアイデアの種が眠っているか分かりません。
小さな出来事にも目を凝らし、偶然を味方に好奇心を武器に、新しい扉を開けましょう。
セミナー情報
※セミナー名をクリックで申し込みページにジャンプします。
- 次世代リーダー育成研修LeComEnD【会社の成長に人と組織の成長をリンクさせる】
- ビジョンを実現するために必要な2つの人事戦略「人材育成」・「組織開発」
採用の前にこれらを整え、慢性的な人材不足を根本的に解決するための4つのポイントを、2時間でお伝えします!
詳しくは下記のURLをクリック!(PDFが開きます)
https://www.z-with.or.jp/wp-content/uploads/2024/09/ReComEnD_202409.pdf
お申込みはこちらのページから!参加費用:期間限定0円!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSciSs-X5i6uE67ezUv_CijcoFjQxMNCefalBj_bw0gjxJnrgg/viewform
- ビジョンを実現するために必要な2つの人事戦略「人材育成」・「組織開発」
※PDF版はこちらからダウンロード→税理士法人ウィズ NEWS 2024年10月号 VOL.177
お役立ち情報
約束手形等の決済期日が短縮されます!
【 紙の手形・小切手の廃止】
2024年11月1日以降、下請法の改正により約束手形・電子記録債権・一括決済方式の決済サイトが60日以内に変更されます。
手形を利用する企業にとってはどのような影響が考えられるでしょうか。見直されることとなった背景なども交えて詳しく解説していきます。
改正の概要
振出しが禁止される「割引困難な手形」の基準を、決済期間が60日超の手形とする。
※決済期間が60日を超える手形を振り出す企業は行政指導の対象となり得る。
改正前 | 改正後(2024年11月1日以降) | |
満期日までの期間 | 最長120日 | 最長60日 |
業種による期間差異 | あり(繊維業は最長90日) | なし |
約束手形は、支払いまでの期間を延ばすことで振出人側の資金繰りを良くできるものですが、その一方で受取人側の資金繰りに負担をかけてしまうことが問題視されていました。
今回の改正によって現金化までの期間が大幅に短縮されるため、受取側企業への資金的なしわ寄せが軽減されることが期待できます。
注意すべきこと
振出人として → 決済期間短縮を考慮した資金繰りを検討しなければならない。
例)運転資金の調達方法の考案、取引先に対する売掛金回収期日の短縮など
新たな借入れの発生が見込まれる場合には、その金額と返済期間も考えておく必要がある。
受取人として → 手形の裏書譲渡を利用している場合、他の支払手段も確保しておく必要がある。
紙の手形と小切手の廃止
関連事項として、「紙の手形と小切手の廃止」も進められています。
国は2026年度末までの廃止を目指しており、大手銀行のいくつかはすでに新たな紙手形の発行を終了すると発表しています。
このような状況の中、紙の手形・小切手から「電子記録債権」への切替えが推進されており、政府からも積極的な呼びかけが行われています。
電子記録債権については、
①手形の振出しや取立てなどの事務手続きの簡素化
②取引先への郵送料や印紙税等の支払いが不要
③書類の保管に伴う紛失や盗難の心配がない
といったメリットがありますが、振出人だけでなく受取人側でも電子記録債権(でんさいネット)の利用開始手続をしておく必要があることには注意が必要です。
決済期間が短縮されることに加え、書面版の廃止も進められているため、手形を振り出す側としても受け取る側としても様々な準備が求められるでしょう。
改正事項やその対応についてもっと詳しく聞きたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
ウィズの本棚
『帝国データバンクの経済に強くなる数字の読み方』
【出版:三笠書房 著:帝国データバンク情報統括部】
国内最大手の信用調査会社であり、数多くのデータを取り扱う帝国データバンクが直々に数字の見方を解説し、経済の「今」と「これから」を教えてくれる一冊です。
先人の言葉
アメリカの起業家、作家であるジム・ローンの言葉。
今の環境に不満があるなら動いてみたらいい。そこに居続けなければならない理由はない。動いてみたらいい。
税務カレンダー
11月11日
★10月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
11月15日
★所得税の予定納税額の減額申請
12月2日
★所得税の予定納税額の納付(第2期分)
★9月決算法人の確定申告(法人税、消費税、地方消費税、 法人事業税、法人事業所税、法人住民税)★3,6,9,12月決算法人及び個人事業者の3月毎の期間短縮に係る消費税確定申告
★3月決算法人の中間申告(半期分)
★消費税年税額が400万円超の3,6,12月決算法人及び個人事業者の3月毎の消費税中間申告
★消費税年税額が4,800万円超の8,9月決算法人を除く法人及び個人事業者の1月毎の消費税中間申告
11月中において市町村の条例で定める日
★個人事業税の納付(第2期分)
トレンドを斬る!
今月のトピック:【プチ湯治】
温泉地に長期滞在して療養をする湯治。古くから伝わる習慣が、人生を変える旅として脚光を浴びています。
観光はせず、温泉に浸かってのんびり過ごす。あえて「何もしない」ことがデジタルデトックスや睡眠の質を改善して、本来の「素の自分」を取り戻せると評判です。
週末を利用した数日間のプチ湯治が、現代人の疲れた心を癒します。
商売のヒント
今月の商売のヒント
今月の商売のヒント:【日々初心にかえる】
「初心忘るべからず」。人生の中で何十回も見聞きしたこの言葉は、もともと世阿弥(ぜあみ)の『風姿花伝(ふうしかでん)』の中に記されたものです。
能楽の文脈で語られた教えが、商売の世界にも通じる普遍的な知恵であることを、今一度思い出してみたいと思います。
経営者にとって「初心」とは創業時の志や熱意を指します。なぜ会社を立ち上げたのか。誰のため
を実現しようとしたのか。商売を続けていく上で、初心は原点でもあります。同時に「初心」には、常に新たな気持ちで臨むという意味もあります。
商売が上向いてくると、慢心やおごりが生まれやすくなります。しかし市場は絶えず変化し、新たな課題が次々と生まれます。
そのたびに初心者の目線で状況を見直し、柔軟に対応する姿勢を忘れないようにしたいものです。
また「初心忘るべからず」の精神は、イノベーションの源泉にもなります。今までの成功体験に安住せず、新しい価値を作り続けていく挑戦こそが、商売の持続的成長には不可欠でしょう。
さらには、顧客や従業員との関係性にも応用できる考え方です。商売が拡大すると、個々の顧客や従業員との距離が遠くなりがちです。
新規顧客や今の従業員はもちろん大切ですが、創業期からのご縁に対する感謝を忘れていないでしょうか。今は関りがないとしても、会社を支えてくれた大事なご縁に違いはありません。
「初心忘るべからず」は単なる格言ではなく、日々の意思決定や行動の指針となる極めて実践的な心構えです。現状が良くてもそうでなくても、日々初心にかえることができたら、商売も人間性も真の意味で成熟していけるように思います。
メンバー後記
お陰さまでこの10月で弊社も無事20期目を迎えることが出来ました。
設立時3名でスタートしましたが、これまで続いたのもひとえに社員やお客さまに恵まれたことによるものと感謝しております。
当初「中小企業の経営者と共にその企業の成長発展と安定に貢献する」を掲げて会社設立しました。今後もその理念に則り、いただいた御縁を大切にして共に成長発展していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
先日、元航空自衛官で現場のトップに上り詰めた方のお話を伺いました。
マネージャーとリーダーの違いなどテーマは組織マネジメントでしたが、航空自衛隊の組織特性の中でどう部下を管理統率してきたのかは、民間企業でもそっくり当てはまることばかりでした。
10月です。今年も残り3か月早いですね。
インボイス制度が導入され1年経過しました。請求書・領収書を見ますとまだまだ
「??」と思うものを発行されている事業者も多いです。質問されることも多かった
ですね。事例も増えてきているので、それらの情報を収集しまして正しく処理していきたいですね。
日中はまだまだ暑い日がありますが、朝晩は肌寒く秋めいてきました。体調にはご自愛ください。
10月に入っても物価高に郵便代値上げなど頭が痛いですね。
更に経営者にとって頭痛の種は『最低賃金の引上げ』。子供は増額に喜々としていますが、負担する経営者がどんな思いをしているのか少しは感じてほしいものです。
新総裁は更に増額を目指すとのことでが、先にすべきことがあるような…。今年も残り3ヶ月です。体調にはくれぐれも御自愛ください。
やっと猛暑が終わろうとしておりますが今月半ばまでは暑かったり涼しかったりと温度差が続きそうです。
急に気温が下がる環境に対応出来ずに身体が萎縮し腰痛が出てきてしまったので腰痛緩和の為、うつ伏せクッションを購入しました。
思いの外快適でベッドの上で本を読むのにとても楽で背筋が伸び、うたた寝も良好、寝転びながらのテレビ鑑賞も楽です。
読書、映画・テレビ鑑賞の秋はきっとベッドの上で過ごしてしまいそうです。
10月に入り、暑さも一段落しそうです。ここから一気に寒くなるのでしょうか?
日本の四季が二季になったと誰かが言っていましたが、季節の移り変わりが見れなく
なってしまったら、悲しいですね。
侘び寂びとは無縁の生活ではありましたが、日本の良さは子どもにも知ってもらいたいです。子どもと一緒に住んでる地域でゴミ拾いをしていますが、そういう地道なものでも何かしら役に立てればいいなと思います。
集客・採用など、Web上で行われることが主流になっています。
自社サイト以外にも、客観的な意見が載っているGoogle Mapの評判も印象に大きな影響を与えるようです。
弊社を検索すると、嬉しいことにクチコミが増えていました。是非一度自社の情報を確認してみてはいかがでしょうか。
ウィズNEWSをご覧の皆様、宜しければクチコミを記載いただけると励みになります。 よろしくお願いいたします。
先日新幹線で大阪まで行く機会があり、初めてスマートEXを利用しました。乗車券の発行が不要で、大変便利です。こういった電子化により、管理が楽になるのは良いことですね。
最近では国税庁も積極的に電子化を進めており、法人の電子申告の割合は9割、電子納税の割合は4割近くになっています。うまく活用することで手間を削減できますので、導入の際はお気軽にご相談ください!
「膳所から世界へ!」
初めて滋賀に行きました。帰りに土産屋で本屋大賞を受賞したことでも話題になった「成瀬は天下を取りに行く」が猛プッシュされていたので購入して新幹線で読んでみました。
東京駅に着く頃にはもう一度滋賀に戻りたくなっていました。次行った時はフレンドマートで買い物をして、ミシガンクルーズをしたいと思います。そして来世は膳所高校に入ってカルタ班に入ります。
メジャーリーグ(MLB)ではいよいよワールドシリーズが開幕します。今年は特に楽しみにしている方が多いのではないでしょうか。
昨年、MLBでは新ルールが導入され、選手たちはその適応に努めました。それでも、選手たちは素晴らしい活躍を見せておりとても尊敬しています。
会計の分野でも、毎年の税制改正に適応していく必要があります。私もその変化に対応し、皆様のサポートができるよう精進してまいります。