税理士法人ウィズ NEWS 2021年3月号 Vol.135
[目次]
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◊今月のチラシ(※チラシ名をクリックで新しいページが開きます)
① 書面添付制度で 税務調査が省略される かもしれません!
② 安心経営セミナー~キャッシュを増やして安心して経営する方法をお伝えします!
③ 確定申告特別号 コロナ関連助成金等の計上時期について
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3月半ば過ぎに降る雪を「雪の果(はて)」といいます。別名、名残の雪、忘れ雪などと呼ばれる降りじまいの雪のことです。
溶けかけのシャーベットのようなみぞれまじりの雪は、降るそばからはかなく消え去り、それと共に冬の余韻も幕を引いて春へとバトンを渡します。
色々ありますが元気に新年度を迎えましょう。
お役立ち情報
打倒コロナ!攻めの補助金が新登場
事業再構築補助金
第3次補正予算の中で特に目を引くのが、1兆円超の巨額予算が投じられる「中小企業等事業再構築促進事業(事業再構築補助金)」。これまでのコロナ対策関連の補助金等は、主に事業の継続や雇用の維持を目的としたものでしたが、今回はこれらとは違い、次へ進むための補助金です。変化に対応し思い切った挑戦を試みる企業を、力強く後押ししてくれます。
図表1
図表2
補助額は1社あたり100万~1億円となり、通常枠が、そして無事ステップアップを果たした事業者には、卒業枠やグローバルV字回復枠が用意されています。図表3をご参照ください。
図表3
電子申請での受付となり、GビズIDが必要です。GビズIDができるまでには2~3週間ほどかかるため、事前に取得しておかれるとよいでしょう。
GビズID:https://gbiz-id.go.jp/top/index.html
今さら聞けない
今月の教えてキーワード:【ソサエティー5.0】
仮想空間と現実空間を融合し経済発展と社会的課題の解決を両立する新しい未来社会を指す。内閣府が定義した「第5期科学技術基本計画」に重要な基本指針として掲げられ、狩猟社会(1.0)農耕社会(2.0)工業社会(3.0)情報社会(4.0)に続く5番目の変革として位置づけられた。進化した技術を共有・連携・一元化することにより、少子高齢化や過疎化、貧富の格差などの課題の克服と暮らしやすい社会の実現が期待されている。
ウィズの本棚
『アイアンハート』
【出版:昭文社 著:折口雅弘】
ゼロから12年で年商7700億円企業を創った不撓不屈の起業家、
「ジュリアナ東京」「グッドウィル」「コムスン」と歴史を刻んだブランドを創出し、
従業員10万人をマネージした折口雅博。
ところが、突如全てを失いニューヨークへ。
トランプ大統領が絶賛する高級レストラン「MEGU」の国際展開を成功させてイグジットしました。
そのビジネス、教育、鋼の意志で通した壮絶な人生を、書き下ろした一冊です。
先人の言葉
3月の税務カレンダー
(納期限令和3年3月10日)
○2月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
(申告及び納期限令和3年3月31日)
○1月決算法人の確定申告(法人税、地方税)
○7月決算法人の中間申告(法人税、地方税)「半期分」
○消費税の年税額が400万円超4月、7月、10月決算法人の3カ月毎の中間申告
○消費税の年税額が4,800万円超の12月、1月決算法人を除く法人の1カ月毎の中間申告
(申告期間令和3年2月1日から4月15日)
○令和2年分贈与税の申告
(申告期間令和3年2月16日から4月15日)
○令和2年分所得税の確定申告
○所得税確定損失申告の提出
○国外財産調書
(申告期間令和3年4月15日まで)
○令和2年分消費税(個人)の確定申告
トレンドを斬る!
和レトロがじわりとブームです。ノスタルジーを感じる40代以上の世代はもとより、古くて新しい世界が10代や20代の若者をひきつけています。ネット環境で育ったデジタルネーティブ世代には、現像が必要なフィルムカメラや手間のかかるカセットテープのアナログ感は新鮮です。レトロな純喫茶や銭湯では、意外にも常連客との会話を積極的に楽しむ若者が急増しているとか。最先端の無機質さとは対局にある、人間味あふれる温もりに癒しを感じているようです。
今月の商売のヒント:【過去に学び、自然に学び、人に学ぶ】
10年前の2011年は「水」の年だといわれました。
世界各地で水害が相次ぎ、日本では甚大な震災による大津波が、尊い命や人々の生活や大事な思い出を奪っていきました。
水にまつわる悲しい出来事が多かった一方、夢のある「水」の話題もありました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)によれば、太陽系以外で約1200個の惑星候補が発見され、そのうち54個には生命に欠かせない水が存在する可能性があるとのことでした。
水と空気のある地球は「奇跡の星」と呼ばれますが、奇跡の星がほかにもあるかもしれないと話題になった記憶があります。命を育む一方で命を奪っていく水。
水に感謝しても、水を恨んでも、水はただ水としてそこにあるだけです。
それが現実というものであり、あるがままの現実を受け入れることで私たちは自然と共生していけるのでしょう。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。
川の水は絶えることがなく、しかも決して同じ水ではないという『方丈記』の冒頭の一節は、常に遷(うつ)り変わっていくこの世のはかなさを説いています。
すべてのものは刻一刻と変化して、世の中は思い通りにいきません。
それを重々承知の上でも、こんなはずではなかったと嘆きたくなることもあります。
頭で分かっていても心がついていかない。 その時間のどれほど苦しいことでしょう。
その苦しみから自分を解放するには現実を受け入れるしかありません。
1994年に起こった松本サリン事件で一時、犯人扱いされた河野義行さんを覚えているでしょうか。
本人は犯人と疑われ、奥さまはサリン被害で意識が戻らず、長い療養生活の末に亡くなられました。
それでも河野さんは言います。
「現実は現実。与えられた人生を恨みの感情で生きるのは損。与えられた現実の中で最大限に生きる」。
どうにもならない現実を肯定する勇気が私たちに気づきや想像力を与えてくれます。
頑張っているのに何も変わらないと思うのは、ゆく河が止まって見えるのと同じこと。行動していれば物事は確実に進んでいきます。歩みを止めずに共に行きましょう。
編集後記
この3月で東日本大震災から早や10年が経ちます。当時も様々な不安の中で日々を過ごしていました。
今はコロナの時代。ワクチン接種が可能になってきたとはいえ、まだまだもどかしい日が続きます。とはいえ、「春の来ない冬はない」。ですから、必ずこの騒ぎも終息します。コロナ終結後は経済の景色が変わっています。
それに向けて早く準備をし、行動しましょう。行動が変われば見える景色も変わります。
(田島 年男)
先日、ある方のアドバイスを受け、私個人のバイオリズムでは今年は来年から芽を出し、充実させていくための準備期間だそうです。(事務所のバイオリズムとは別)
仕事でもプライベートでも整理整頓をして、次に備える時期とのこと。また、持って生まれた適性、特性についても説明を受け、これまでの出来事を振り返ることで、これから先の方向性を考えるきっかけになりました。
(橋本 秀明)
3月に入り確定申告の作業も佳境に入りました。コロナ禍の影響で申告期限は1か月延長されましたが、弊社では通常通り3月15日までに申告を済ませる予定で頑張っています。
お客様から確定申告を請負っていますと、「ふるさと納税」を行っている人が多いですね。私も出身地の地元に少ないながら行っています。地元にも貢献し、故郷の味も堪能しています。
今年も行いたいです。皆様も活用してみたらいかがでしょうか。
(村場 晋)
先日国税庁が確定申告で誤りの多い事例を公表しました。TOPにサイドビジネスや仮想通貨の申告漏れが掲載されており、時代を感じてしまいました。
また『ふるさと納税』の適用漏れという項目に興味を惹かれました。
ワンストップ特例は住民税の控除のみとなってしまいますが、所得税においても寄附金控除の適用が受けられますので、ワンストップ特例を適用されている方は今一度ご確認ください。
寒暖差の激しい時節、お身体ご自愛ください。
(鈴木 正義)
良くも悪くも新しい経験を沢山した1年でした。
確定申告ひとつをとっても最終的な税金の計算というまでの過程はどんどん変わってきています。
資料のやりとり、入力作業、打ち合わせ、申告にいたるまで、アナログな方法では時間も控除額も損をしてしまう時代のようです。
でも直接会って話をするのは、何事にも代えがたい大切な時間だと感じます。
また何も気にせず会食が出来る日が早く戻ってくる事を切に願いつつ、今の時間も効率化できるよう新しい変化もどんどん受け入れていこうと思います。
(玉井 佳善子)
サブスクリプションのサービスは今や当たり前になりました。自分も動画配信や音楽配信サービスなどを利用しています。先日驚いたのはホテルのサブスクリプションです。
時世に合わせてテレワーク用にデイユースで一室を貸し出すものです。
宿泊を目的としているホテルでの利用方法の転嫁はなかなか面白い試みではないでしょうか。
減った売上分を取り戻す作戦として、うまくいくかのか、注目しています。
(金田 伸)
先日、先輩がおにぎりを持ってきているのを横目に見ながら、学生時代を思いだしました。
当時学校のお弁当で持たされていたおにぎりはラップで包んだものでしたが、友人の持ってくるおにぎりはアルミに包まれてました。
子供ながらにアルミの方が美味しそうに思え、そこからアルミ派の仲間入りをしました。
思い出しついでに、ネットで調べてみると「おにぎりアルミ派VSラップ派」と記事があり、意外と論争されていることにびっくりです。
ちなみに有名な「きのこの山VSたけのこの里」論争は生粋のたけのこ派です。(笑)
(青木 さおり)
従来の常識や当たり前は時代の変遷につれても変化し、私たち自身もまた進化していくことが当然となって社会に生きているのだと感じます。ヒトやモノの移動が活発になった時代、様々なものがうまれ伝播しました。
環境問題の影響も様々な問題をうみだしつづけています。
「知る」方法がたくさんある日本だからこそ、正しい情報の判断力を培うことも今を生きる私たちの課題のように感じます。
(渥美 由衣)