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【インボイス制度】宿泊予約サイトの領収書の受取には注意!
みなさまこんにちは!税理士法人ウィズです!
令和5年10月にインボイス制度が始まり、約9か月が経ちました。
段々と慣れてきていると思いますが、まだよくわからない点も多々あるのが実情です。今回はその一例として、「宿泊予約サイトのインボイス」をご紹介します。
宿泊予約サイトを利用する際の注意点
みなさまは出張など遠方に行かれる際、ホテルのネット予約は利用されますか?
このネット予約、ホテルのサイトから直接予約する分には特に問題はないのですが、予約サイトを利用するとちょっとややこしいことになります。
インボイスに対応するためには、原則として支払い時に支払先から発行された「登録番号等が記載されているインボイス対応の領収書」の保存が必要です。
宿泊予約サイトを利用してホテルの予約をした場合、保存した領収書を確認すると「インボイス登録番号」等が記載されていない場合があります。
これは、運営している事業者が国外事業者の予約サイトで、インボイスに対応していないケースが多く見受けられるためです。
対応策
インボイスの発行義務は、適格請求書(インボイス)の発行事業者として登録した支払先(旅館・ホテルなど)にあります。ですので、予約サイトの運営事業者に問い合わせ・インボイス対応の領収書発行を依頼しても対応されません。
場合によっては国内事業者が運営している予約サイトでも、インボイスの発行に対応していない場合があります。
このような場合、旅館やホテルが運営しているサイトで予約するか、宿泊先現地での決済されることを推奨します。
予約サイトから予約される際は、宿泊先がインボイスの発行事業者に登録しているか確認するのはもちろん、予約サイトもインボイスの発行に対応しているか、確認するようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
宿泊予約サイトは各施設の比較や割引の適用など便利な反面、インボイスの点で考えると注意が必要です。
過去のブログでもインボイス(消費税)の取り扱いについてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!